日本には、色んな国の方々が生活しています。
そんな外国人たちが日本国籍を取得し日本人になる手続きが帰化申請です。
帰化をするためには、法に定められた条件を満たし、法務局に帰化申請を行い、
許可をもらわなければなりません。許可又は不許可の結果がわかるまで約1年かかります。
たとえ帰化の要件を満たしていたとしても、帰化申請が許可されるのか不許可になるのかの判断は、
法務大臣の自由裁量に任せられていますが、帰化の要件を満たし、必要書類をそろえれば、
基本的には許可されます。
帰化の種類は、①普通帰化、②簡易帰化、③大帰化の3種類があります。
国籍法により定められた7つの要件を満たしている場合申請できる一般的な帰化です。
7つの要件とは、住居要件、能力要件、素行要件、生計要件、喪失要件、思想要件、
日本語の読み書きができることの7つです。
簡易帰化とは、一定の条件を満たした場合に、帰化申請の要件が緩和される帰化申請のことです。
日本において特別の功労のある外国人については、帰化の要件を満たしていない場合であっても、
法務大臣が国会の承認を得て帰化を許可する特例の事を、大帰化といいます。
今のところ、大帰化の前例はありません。